近年びまん性肝疾患の領域においても線維化診断を中心に、画像による組織性状診断が盛んに議論されるようになりました。ただ、これまで検討の機会が少なかったためか、未知の部分があまりに多く、一人で考えていても解決の糸口さえ見つからないような問題が山積みです.そこで,内科・外科・放射線科・病理・検査技師,工学系,メーカーなど各方面のびまん性肝疾患に興味をお持ちの方々にお声かけし,コアな勉強の場を立ち上げさせていただきました.気軽に参加でき,楽しくしかし満足感の得られる討論ができる,そのような場に育ってくれることを願っております.
代表世話人 住野泰清
2024年9月4日
<御礼 と お知らせ>
「手弁当で勉強する」をスローガンに2014年2月22日にスタートしました本研究会ですが、お陰様でコロナ禍による2年半のブランクも乗り越え 11年におよぶ内容の濃い勉強会を続けてくることができました。その間、エラストグラフィや減衰イメージ等様々な画像解析手法が検討され、びまん性肝疾患の画像による組織性状診断も一皮むけた感がございます。ただ超音波の分野に限りますと活性は低下気味であり、肝実質画像というカオスの世界から臨床に根ざした討論を経て光を見いだすような新たな環境を模索する必要があるように感じます。つきましては突然でまことに恐縮ですが、本研究会は次の段階に向けて発展的に一旦終了させていただきます。長い間の皆様のご尽力に心から感謝申し上げますとともに、新規スタートの際にはまたお力添えいただきたくお願い申し上げます。 代表世話人 住野泰清